「君の名は。」視聴しました。感想

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 昼間まっとうに仕事をしている知り合いから映画に誘われました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。西向く侍は今日も生きています。
 家を出る理由が食料品の調達か、映画を見るか漫画を読みに行くということしかない生活です。
 誘われたならば、何とか出向かねばならぬと思いながら遊びに行ってまいりました。

 仕事帰りにくたくたな様子の友人を迎えた後、映画を観ました。
 客入りとしては満員であり、席の埋まり具合を見たときに、長崎市の客層年代が幅広かったのが印象深かったです。
 私の祖父母程度の年齢の方々もおり、驚いたのを覚えています。

 ここで、スキンヘッドの巨漢が男と連れ立ってアニメ映画を見に行くという光景が何もつらくない状態となりうれしくなりました。

 結果からいうなれば、文句なしの映画だったと思います。(超偉そうにすいません)

 日本のアニメ映画においての大きな名作が一つ誕生したのだと思いました。

 山岳信仰及び都会の生活ぶりについての対比を描きながら、「とりかへばや物語」を連想させる古典的なネタのように思いました。
 このネタですけど、強いジェンダーが浮き彫りになるわけでもなく、人が入れ替わって大変程度の書き方です。現代においてはなよっとした男も、勇ましい女性も個性でまとめられる現代故かと思います。
 物語全体のテーマにおいてジェンダーは大きな比重を占めず【人と人の交流及び喪失感】の物語です。

 詳しいネタばれとかは控えます。みなさんには何も予備知識なくすぐに映画館で楽しんできてほしいところです。

 視聴中の感想ですが、会場全体が笑いどころは笑い、泣き所は泣く、という抑えるラインは抑えられた名作です。わかりやすいのです。

 映画を見るのも悪くないなぁ。と思える映画でした。

物語の面白い点

 物語が二転三転します。主人公が苦悩します。ヒロインがあがきます。このもどかしさが僕たちをスクリーンへ釘付けにしたところです。会場のみんなが息をのむようなシーン等は会場の一体感が感じ取れる作品でした。
 悲哀のシーンにおいては、会場のそこかしこから息を飲むような悲鳴が聞こえたところです。

予想外の展開

 物語には予兆が存在します。その予兆を私たち観客は感じ取りながらストーリーを追うのです。そして、この予兆のミスリード(ひっかけとでもいうのでしょうか)に僕たちは翻弄されて、思わず展開の妙味に口が緩み、涙腺が緩んだのです。

物書きとして学んだこと

 作者は常に読者を裏切る必要があります。この映画はとんでもない裏切りを提供してくれました。無理のない設定、性差の意識が薄い現代の価値観を見事にすり合わせた最高の物語でした。
 ああ、もう一度見に行きたい。

 とにかく、面白かったです。

 ぜひ皆さんもいかがでしょうか。感想を語り合いたい!

改善点

 もしも、西向くがストーリやキャラ設定において口立しを許される人材であるのであれば、物語の大きな欠点(もしかしたら魅力かも)を一つ。

 主人公の立花瀧(たちばなたき)と宮水三葉(みやみずみつは)の交流等から始まる導入です。
 主人公としての強い心の虚無感、達成感が存在するのはヒロインの三葉の一方的な成長となっています。
 もう一人の主人公の滝については、彼が東京で送る生活の上で彼の問題は描かれることがなく、キャラクターの成長、絶頂については瀧という人格はちょっと空気でした。
 彼は何も問題を抱えていないし、何も達成していないのです。せっかく主人公が二人いるのですから、もっとうまいことできなかったのかと思ったりもしないでもないです。
 しかしながら、上映時間、観客の集中力等を勘案した際に、瀧の設定の掘り下げまでを行うことが不可能だったのかと思ったりもします。
 とにかく、なんやかんや書きました。面白かったのは面白かったのです。

じつは・・・・・・

 しかしながら、こうした神道的なギミック、現代SFの喪失感については私も過去似たような作品を書いていたので悔しい気持ちがあります。

ピクシブの雨上がり少女」において、同様の喪失感の試みを描いたことがあります。拙作と比べるような作品ではないのですが、自分の小説も好きなのでここに紹介しました。
 映画については、みなさんもぜひ会場でお楽しみください。誰かと感想を論じたいのです!

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