パターン2:起・起承転結型ストーリーについて

 皆さんこんばんは。

 いかがお過ごしでしょうか。世間はインフルエンザで騒いでいる様子です。人混みには近づかないようにしています。早く物書きになりたい。西向く侍です。

 先日紹介した本のパターンに沿って、それぞれの梗概を作成していくという企画の2本目です。

 1本目はこちらです! 『パターン1:起承転結について』

 パターン2の概要はこちら!

 こちら『図解でわかる!エンタメ小説を書きたい人のための黄金パターン100』 

 起・起承転結型のメリット

(1)設定がスムーズに紹介できる

 ダイジェスト的ストーリーで小さな事件を展開することによって、本編では長々と設定の解説を行わなくてもいいようになる。

(2)冒頭に無理なアクションを配置できる

 冒頭に小事件を配置し、そこでアクションやバトルを展開することで、受け手が長々とした前置きで飽きるのを予防できる。

(3)伏線として活用することができる

 冒頭の事件は本編に無関係と見せつつ、実はなんらかの形でつながりが・・・・・・というのは定番の伏線。

 出典:榎本秋(2011).『図解でわかる!エンタメ小説を書きたい人のための黄金パターン100』株式会社アスペクト

 言われてみれば、なんかこんな流れの物語読んだことあるなぁ。とかいう感じですね。

 映画とかではこういう導入から始まったりしますよね。ミステリーとかだったら「最初は死体ころがせ」とまでいいますもんね。その導入方法というのは上記の三つを見事にカバーしたストーリー展開だったのですね。

 逆にこれ以外の導入を知らないのでは? というくらいです。

 西向くの梗概(オリジナルストーリだよ!)

 タイトル:悪魔のあくび

 長崎は出雲で悪魔が散見されるようになったらしい。道行く老婆に話を聞くと「昔はよく見かけたものだったけどね。最近は見なかった」なんて言う。山から流れてくる水が原因であるとか、近くの教会が原因だとかいろいろいわれている。

 夜道を歩くのは避けるようにした。人気のない道を通るのも避けた。

 最後の隘路だけは無理だったが、あそこを通らねばアパートにはいけないんだ。

 風呂敷にいくらか包んだ荷物だけをもっている。目つきの悪い女性の管理人に指示されて、自分の部屋へとやってきた。

 左隣が悪魔。右隣には神父。向かいには魔女。心が折れそうになる。

 魔宿荘202号室、家賃2万5千円也。

  いろんなものから逃げ出すようにして、今の物件を見つけた。金額も安いのでなんとか頼みこんで住んでみた。

 なんだかんだ言って、悪くはないと思う。魔宿荘は出雲の川の近くに立っている。窓を開ければいつも風が吹き込んでくる。不思議な家だ。どこかの家がかびてるのだろうとは思うけれど、鼻につくかびの香りも慣れてみればかぐわしい香りに感じたりもする。なんだかんだ言いながら、住んでみて3か月になる。

 ほとんどプー太郎に近いような生き方の僕を見つけた隣人の悪魔は僕に絡むようになった。女っ気がなくてそういったものに飢えているということを悪魔は理解してか、殊更薄着で僕に迫るようになった。悪魔の誘惑に悩んでいることを神父に相談すると「やっちまいな」ともなんともざっくばらんな回答をしてくれた。

「それをどうにかしたくて相談に上がったのですよ?」

「貞淑の誓いを立てた神父にそのような相談をする? 言語道断! 羨ましい!」

 話にならんかった。

 向かいの魔女に相談をした。

「悪魔って使ったことないんだよね。ねえ、彼女か彼かわかんないけどさ、髪の毛とか爪を持ってきたら高いお金で交換するよ?」

 取引を持ち掛けられた。検討しますと言って引き下がった。

 一階の住人にも話を聞こうか考えたけど、二階以上に厄介な存在がいると聞いているので相談するのは辞めといた。

 ある日、悪魔に訊ねる。「なぜ、僕に絡む?」

「あたしがそうしたいからだよ。刺激にもなるし、名前を思い出すかもしれない」

 名前を忘れた悪魔は刺激に飢えていた。

 悪魔と一緒に近所を散歩したり、仕事したり、飯食ったりを繰り返しながら悪魔の生態を知ろうとする。悪魔の世界では、魔女とかそういった異能は存在しなくて、科学というものが全盛の世界らしい。そんな素晴らしい世界があるなら、いつか見てみたいものだ。なんて自分は思っていた。

 そして、ある日悪魔は名前を思い出した。

 悪魔は名前を思い出したので、いつでも帰れる。帰ることができるが、その時には自分をつれて行きたいという。でも、今更魔法のない世界になんて住もうだなんてのは思わない。だって、その世界には人間しかいないのだろう?

「だけど、あたしがいる」

 強い魅力的な話だと思ったけれども、自分は申し出を固辞して断った。

 騒がしい隣人と別れたことによって、胸に穴があいたような寂しさを持つ。悪魔が語っていた世界をみたいなんて思うこともないわけじゃない。

 そんな風に思っていると、今度は悪魔曰くの科学の力で魔宿荘の202号室に、パラレルを飛び越える時空の穴が設けられる。かくして、悪魔との再会を果たす。

 西向くは以前からそうなんですけど、迷子とか、異世界とかいうのが好きなんですね。

 日本なんだけど、ちょっと違う。パラレル。

 たまに自分がそういったところにいたような気がしてしまうんです。

 ライターで火をともすように掌に火を出して見せる隣人がいたからでしょうか。

 さて、今回はここまでです。

 ここまで長い記事でしたけど、読んでくださってありがとうございます。

 皆さんも小説を書いてみましょう! 西向く侍でした!

 次のパターンは「ビルドゥングスロマン(成長物語)」です。

 気になる人は今度も読んでくださいね!

 

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