パターン3:ビルドゥングスロマン(成長物語)

 皆さんこんばんは。

 いかがお過ごしでしょうか。長崎はランタンフェスティバルの時期です。地元を離れた私には懐かしい響きです。

 以前に紹介した本のパターンに沿って、それぞれの梗概を作成していくという企画の3本目です。

 以前の更新分はこちらです! 『パターン2:起・起承転結型ストーリー』

 2本以上の更新になったので紹介ページを作りました。

 こちら→ 梗概100本!

 パターン3の概要はこちら!

 こちら『図解でわかる!エンタメ小説を書きたい人のための黄金パターン100』 

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 出典:榎本秋(2011).『図解でわかる!エンタメ小説を書きたい人のための黄金パターン100』株式会社アスペクト

 多くの物語では主人公は最初と最後では違う存在になっていることが多いように思います。

 何かしらの事件を通して、大きく成長していく。そんな物語ですよね。

 しかしながら、必ずしも成長をせずに周りに成長を促す作品ももちろん存在しますよね。

 例えばジャンプの人気作品である『銀魂』なんかは皆さんご存知でしょう。

 アニメになったり、映画になったり、小説になったりといろんなところで大活躍の銀さんです。

 彼は一切の成長をしません。いや、多少はするのでしょうが。

 基本的な成長はすべて彼の周りのキャラクター達です。これは銀さんというキャラクターに触発を受けて、成長をする、もしくは堕落をする物語です。

 マダオのおっさんとかは銀さん達に触発されて一時のテンションでキャリア捨てて無職ですからね。

 こちらがマダオの表紙。

 影響与えまくりですわ。色々仕事掛け持ちしているんでしょうね。

 主人公というのは必ずしも成長を描かれる対象でなくてもよいのではないかと西向くは考えます。

 ビルドゥングスロマン形式の物語というのは必ずしも、主人公が成長しなくてもよいのかもしれません。

 西向くの梗概(オリジナルストーリだよ!)

 タイトル:長崎市市民英雄派遣制度

「佐々木君の進路はこれでしょ」そういって渡された進路希望票には父の職業が書かれていた。

 ヒーローと。

 父の仕事をつぐこと。

 佐々木ヒデオはなにも疑問に思っていなかった。町には怪人が襲ってくるし、凶悪犯罪が増加する中、ヒーロースーツを着込んで勇ましく戦う父を誇りに思っていた。何も事件が起きない時には、パチンコばっかり打ってる父だったが、とにかく誇りだった。

 問題はないのだけど、ヒデオは釈然としなかった。心がもやっとした。

 姉のヒデコもヒーロースーツを着て、高校を出てからは仕事をしていた。しかし、ある日に再起不能になるほどのボロボロの深手を負ってから彼女はヒーローは引退した。それと同時期に結婚が決まり、専業主婦として過ごし始めたのだ。

 少年は自分の進路に悩み始めた。

 皆は戦わない。皆が傷つかないように、佐々木一家は戦うのだ。

 少年は現在のヒーロー制度について疑問を持ち始める。

 ヒーロー職に反対する幼馴染の少女。

 ヒーローに敵対する悪の組織。

 ボロボロの父、ボロボロにされた姉の様子を見ながら少年は悩む。

 時には、悪の組織からの斡旋アルバイトをこなしながら、父の仕事を観察した。

 少年は多くの事件に関与し、ヒーロー制度への疑問、僕たち一家の犠牲で成り立つ世界について考え始めた。

 そして、少年は長崎市に反旗を翻す。

 アンチヒーローとして活動を開始する。敵対する父、敵対する市民、すべての敵としての少年の戦いが始まる。

 なんでしょうか。

 この連載打ち切りみたいな感じの書き方。

 幸先が悪いですね。

 進路に悩み、様々な経験を経て彼は父とは違う道を歩むことを決定した。それだけの物語ですね。長崎市で怪人を暴れさせたいというわけじゃないんです。

 そうじゃないんですよ?

 皆さんも小説を書いてみましょう! 西向く侍でした!

 次のパターンは「もう一人の自分」です。

 次もよろしくお願いします!

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