『神話の法則』:ヒーローについて

 生きてます。

 生存報告から始まるこのブログもどうにかするべきですね。

 西向く侍です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。最近寒くなってきて困りました。

 服を着ないといけません。

 ここ最近は「作家でごはん!」なる作家志望者が集うサイトで活動をしていました。

 まあ、本当にいろんな書き手がおりますね。

 ライトノベルから一般文藝もおりました。

 しかしながら、本当にこれは「人に読ませるつもりはあるのか?」とでもいうような書き手もおるので、玉石混合とはあれを言うのでしょう。小説という奥深さを痛感しました。

 プロを目指すということは読者目線に立ち、お金を落としてもらうことを考える必要があるので、いち早くこだわりを捨ててプロを目指したいものです。仕事になるならなんでもします。

 今回はヒーローについてです。

「西向くお前は梗概100本やるって言っておったのにやっとらんじゃないか!? いつするんだ!?」

 死ぬ前にしますから。勘弁して下さい。

 怒らんでください。

 私が作家になるのが遅れたからと言って誰かが損失を被るわけではないのです。

 西向くはそんな大人物ではないので許してやってください。

 西向くは自分にとっても甘いのです。甘すぎて、糖尿になるかもしれません。

 今回の記事から目次を導入してみました。読みやすくなったかな?

なんでヒーロー?

 西向くはかつて、キャラクター造形のために次の本を買ったことがあります。

 買ってください。というわけじゃありません。

 あくまでもユーザーのためにお示ししているのです。

 もしも購入を考える人がいたときのためにです。

 そもそも5,000円もするような本を購入しようという懐の温かい方はなかなかいないでしょう。いるなら、西向くがせがみにいくのでご連絡ください。

 じつはこれから購入意欲をごっそり削ぐような記事を書きます。

 本書を参考にして、ヒーローについての勉強メモを残します。

 かつて読んで勉強になりました。

 今後読み返す時に使えるような記事にでもしとけば活用できるだろうか。と考えての事です。

 

ヒーローの定義

 アメコミに出てくるようなヒーロー?

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 戦隊もの?

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〈出典:宇宙戦隊キュウレンジャー(東映)

 今回の記事で書くのは作中で活躍をする主人公のことです。

 

女の子でもヒーロー?

 女の子ならヒロインじゃないの?

 突っ込む質問ありがとうございます。

 なんだか、英語には女性名詞だとか男性名詞だとかそういう分類がありますね。

 必要性があってできたものなのですから、大変尊重したいところです。

 しかし、英語圏で書かれた本書が「ヒーローは女性でもいいよ」とでも書いてあります。

 良いんです。女の子でも条件を満たせばヒーローです。

 

ヒーローの役割

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 本書では心理学的な側面からヒーローを解説し、劇場での役割を説明しています。

 

心理学的な側面

 原文をそのままここに書くというのも芸がないので、西向く也にかみ砕いて説明します。詳しいことは本を買って読んでみてください。

 

「個人」という区別

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 西向くとあなたは違う。身体つきも違うし、目つきも違う。このように見た目からアプローチすることもできます。

 心で区別することもできます。西向くがふとした拍子に煩悩に支配されることが多々あります。

 煩悩だらけです。だけど、この煩悩だらけの心を覗き込む人はいません。だって、西向くの心ですから。

 こんなことコトバにするまでもないくらいのことです。だけど、それは西向くが幸せな幼少期を過ごし、活発な刺激を与えられて、他者とのふれあいの果てに手に入れた感覚なのです。

 

自我という感覚

 自分が自分である。という風に理解をするには人と比べる必要があります。

 友達と価値観の違いがあったり、同調したり。そういうことを繰り返す度に「彼と私は違う」そういったことを理解していきます。

 物語の中のヒーローも多くの人物やエピソードと出会い、相手を理解し、または理解できないことを承知する。その中での完全なバランスの取れた。調和のとれたキャラクターへの道を歩むのです。

 

劇中の役割

 多くの役割が示されています。

 

観客との一体感

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 このコトバの通りです。画像ほど仲良くなる必要はないですが。

 私たち書き手は読者が最後のページを読み終えたときに「彼の幸せ」を願うことができるほどに親しい関係に仕向けることが大事なのですね。

 彼の正義だとか。彼の悩みだとかそういったものを理解できないキャラクターの場合。

 読者はそれを楽しむことが難しいです。

 良いキャラクターは読者(観客)に

「ああ、わかる。そのつらい気持ちわかるなぁ」

 という風に読者と同じ視点にたてるキャラクターにする必要があります。

 読み手と書き手の乖離を引き起こしかねないキャラクター造形はしてはならない。かといって、普遍のみで構成してはいけない。

 普遍的と個性的を組み合わせたキャラクターが「読者を引き付ける」のです。

 

普遍的な欲求

 愛されたい、理解されたい、成功したい、生き残りたい、自由でありたい、復讐をしたい、不正を正したい、自己表現をしたい

 並べてみたら、しっくりきますね。多くの人が一度は思っていると思います。ちなみに西向くは四六時中思ってますね。

 

負の感情

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 西向くもそうですが。

 多くの人はマイナスな感情を持っています。

 復讐、怒り、縄張り意識、皮肉な態度、絶望

 あげればキリがありませんね。ヒーローはこれらの感情も描いた方が人間っぽさが出るのです。

 正負入り混じっての人間ですからね。

 カレーだってね。いろいろ入れた方がコクが出て美味しいでしょ?

 

バランスの良いヒーロー

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 決断力があり、気まぐれで、魅力があり、忘れっぽく、もどかしげで、肉体的に強いけど精神的に脆いというような人間臭さがあります。不安定だけど安定している。

 ここまですれば「虚構の設定の中に生きる真実味のある人間」として整理がつくのです。

 とまあ、自信まんまんに書いてますが。西向くはまだ経験が浅いのでそういうのはかけていません。

 本に書いてあるのです。

学びと成長

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 これがヒーローにとって重要なのです。

『ドラえもん』ののび太君は全然成長しませんが。あれはあれでよいのです。

 皆さんも映画を見るときに「どのキャラクターが一番成長したのか?」

 という視点で見てみると、主人公を見分けることが可能だそうです。

 人と交流をもって初めて、自分の間違いもしくは正しさを学びます。

 ヒーローは冒頭から結びまで絶えず学びと成長を繰り返します。

アクション

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 ヒーローは重要な決断、選択をします。

 その決断によって、物語は展開するように作り出す必要があります。

「決断によって運命を選び取る」

 これを意識したキャラクターですね。

 その決断には最大限の危険と責任を要求されるものであればもっと良い。

 読者はそれを楽しめるでしょう。

犠牲

 個人主義が蔓延する現代です。

 そんな中でも、この要素は読者をうるっとさせますよね。

 映画『アルマゲドン』でも主人公のハリーが最期の最後、自らを犠牲にし、爆弾のスイッチを押すシーンは犠牲の象徴とも言えます。

 

 ご存じの方も多いでしょう。

 私たちの社会は誰かの献身なくては成り立たないのでしょう。

 だから、これらの物語が尊ばれる。

死と向き合う

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 ここで言う「死」というのは生死及び精神的な死を指しています。

 アクションの項目でもありましたように「最大限の危険と責任」の中での一つの結果が「死」だとしても、それを受け入れるのが「死と向き合う」ことになります。

 死神がヒーローの周りをうろついていて、ヒーローは死神とも適度な距離を保つのです。

他のアーキタイプに見られるヒロイズム

 ヒーローの資質というのは他のキャラクターにも現れます。

 要するに。

「最初はヒーローでなくても、ヒーローのような振る舞いを見せる」

 他のキャラクターはヒーローとしての成長を見せるのです。

 物語は主人公だけを追うものではないのですから。言われてみれば当たり前ですね。

 完璧なキャラクターというのは全ての元型の要素を備えている。

 なぜならば、それぞれの元型は完璧な性格を形成するためのパーツだからです。

 不安定が完成。というのも皮肉ですねぇ。だけど、納得です。

キャラクターとしての欠点

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 分かりやすい欠点というのは「明確なゴール」です。

 お金が全てと考える経済至上主義の男が、物語を重ねるにつれて「愛」こそが全てであると気づく。

 などというのは分かりやすい導きですね。

 こういった欠点というのを意識してみるのも、大事な要素ですね。

ヒーローの種類

 多くの物語があり、多くの解析がされているのがヒーローという存在です。

 ヒーローにも複数の種類があるそうです。それを次の通りに紹介します。

能動的なヒーロー

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「乗り気で、活発的で、やる気まんまんの、何の疑問も持たずに冒険に乗り出し、いつも勇敢に先に進む、自発的なタイプ」

 なんか、こんなキャラクターいますねぇ。『ワンピース』のルフィとかそれでしょ。

受動的なヒーロー

「あまり気乗りせず、疑念を抱き躊躇する受け身なタイプで、外的な要因によって冒険に出るよう後押しされるか、動機付けられる必要があるタイプ」

『エヴァンゲリオン』の碇シンジ君じゃないですか。

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アンチヒーロー

 アンチヒーローと言うのは「ヒーローの反対」ではありません。

 社会的な基準からみれば、はみ出し者であるか、悪者に見えるタイプのヒーローです。

 そして、このアンチヒーローにも2種類あります。

シニカル(皮肉屋)で、感傷的なヒーロー

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 基本的なヒーロー像は踏襲しています。しかし、彼らは次の特徴があります。

 自ら社会との交わりを拒絶したか、あるいは拒絶された孤独を好む人物像です。

 ああ、これ西向くですね。とても感傷的でナイーブな感じです。

 孤独の味を知るから、人が好きになる。嫌いになる。社会の常識からは外れた存在である。

 ということを念頭に置く必要があります。常にはみ出し者であること。

トラジックヒーロー

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 ストーリーの中心人物で、あまり好かれず尊敬されないタイプ。例として『マクベス』があります。

 実はあんまりピンとこない。マクベス知らんし。

 

 

トラジックヒーローの魅力とは

 大きな大きな欠点により、身を滅ぼしてしまう。そして、それを見ている読者は思うのです。

「もしかしたら、自分もこうなっていたかも」

 主人公はなにも学ばずに、滅んでしまいます。

 読者への学びを提供する物語なのですね。

 類例があんまり思い浮かばないです。西向くの読書経験値が少ないからかな。

 いや? いるんじゃね。太宰治先生やないですか。

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 さすが先生。

 生き方がトラジックヒーロー。

 文豪ってみんなトラジックヒーローなイメージがありますね。

 酒におぼれぬようにせねば。

集団に属するヒーロー

 キャラクターがどこにいるか。というのは物語でとっても大事ですよね。

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 この図で示すなら、Aという人物が対象のヒーローです。

 これから冒険に出るぞ!

 冒険に出るためには、属している集団がないとおかしい話です。

 第一幕で「集団を離れ」

 第二幕で「集団外の冒険を行い」

 第三幕で「集団に合流」

 結構基本的な流れだったりしますね。

孤独を好むヒーロー

 上の図で言うなら、Bの人物です。Bは世界を常にさまようのです。

 第一幕で「集団に迎えられ」

 第二幕で「集団内で冒険を行い」

 第三幕で「集団を離反」

 これ、『キノの旅』ですやん。

 最近アニメのリメイクがありますね。

 彼女の物語は典型的な『孤独を好むヒーロー』としての条件を満たしているように思います。

 語ると長くなるので、いつかそれについては記事を書こうと思います。

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 例外的なヒーローです。ヒーローは学び成長するもの。という原則をぶち壊します。

 このヒーローはヒーローらしい振る舞いを行うのですが、彼自身がヒーローとして成長をしません。

 もう、すでに完成しきったヒーローだからです。

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『FF9』のジタンですね。

 彼は常にこの要素を持ったキャラクターだと思います。

 最後の最後に挫折でくじけますが。

 主人公としては珍しいタイプだったと印象深いです。

記事の目的

 この記事は西向くが読み返すため及びストーリーライティングの研鑽に資するためです。

 よって、作者に対する質問を最後に設けます。

作者へ質問

 

 1:あなたが描くヒーローは読者に一体感を提供するためにどのような工夫をしましたか?

 2:ヒーローは物語の最初と最後で何か明確な成長をしましたか? 場面で、仕草でそれを表現しましたか?

 3:ヒーローは重要な決断を行い、ストーリーの展開に貢献しましたか?

 4:ヒーローは大きな犠牲を強いられましたか?

 5:ヒーローは最大限の危険(肉体的な死もしくは精神的な死)に近づき、それと見つめあいましたか?

 6:ストーリーの展開上、他にもヒーロー的なふるまいを見せるキャラクターはいますか?

 7:人情味あふれる欠点はありますか? そして、その欠点によって物語は展開する工夫はしていますか?

 8:あなたはヒーローの種類をイメージできますか? できるのだとしたら、それを示してください。

 

最後に

 本書の内容においても『英雄の旅』という著書を勧められています。

 Amazonのレビューを見る限り人文に関する著書らしく、ストーリーライティング向けというよりかは自己啓発に近い本のようですね。

 機会があれば読んでみようかと思います。そのときにはこちらのサイトでも案内があるかと思います。

 長い記事でしたが。

 どうでしょうか。

 参考になったでしょうか。

 興味が沸いたとしたら、皆さんも小説を書いてみましょう!

 それでは。

 次書く時はメンター(賢者)の項目です。楽しみにしていてください。

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